お食事会
タマゴを採る鶏と鶏肉にする鶏の違いって?
こんにちは。
浜松のたまご屋「タカイのタマゴ」です。
日の出が遅くなり朝はいつまでも寝れそうですzzzz
今回は「タマゴを採る鶏と鶏肉にする鶏の違い」です。
タマゴを産まなくなった鶏を鶏肉にするわけではないのですね。。。。
鶏はタマゴを採ることを目的とした「卵用鶏(レイヤー)」と、鶏肉として利用することを目的とした「肉用鶏(ブロイラー)」があります。
現在のレイヤーやブロイラーは「いかに少ない飼料で、短時間に多くの生産物を得るか」という目標を下に、鶏を長い年月をかけて何世代も交配させて品種改良の研究を積み重ね
て作られました。
ちなみにブロイラーが成鳥するまでにどのくらい飼料が必要かというと、鶏の体重の約2倍です。
他のお肉と比べてみると・・・
豚は体重の3.5倍、牛は体重の8倍飼料が必要ですので、このことからも生産効率の良さがわかります。

レイヤーとブロイラーどちらも先祖は同じ「ニワトリ」なんですね。
この「ニワトリ」の中から、タマゴをたくさん産む鶏を選んで作られた鶏種が「レイヤー」です。
ブロイラーより成長スピードが遅く、タマゴを産む期間も長くなっています。
レイヤーは大体2年で仕事を終えますが、産卵を開始して1年半の間に300個~400個産み続けます。
より早く、大きく体重が増加するように選んで作られた鶏種が「ブロイラー」です。
とても早く成長し、若い年齢でお肉になります。
「ひな」になってから50日~55日で成鳥として出荷されます。
体型は、レイヤーが細身、ブロイラーが大型という傾向があります。
2018-10-24 15:33:14
ゆでタマゴの殻がむけにくい理由
こんにちは。
浜松のたまご屋「タカイのタマゴ」です。
昼間は暑いですが、朝晩は涼しく一年で一番いい季節ですね。
毎日よく眠れます・・・・ZZZ
今回のテーマは「新鮮なタマゴで作ったゆでタマゴの殻がむきにくい理由」です。
タマゴの中には炭酸ガスが含まれているのですが、
特に産まれたばかりのタマゴにはたくさん含まれています。
新鮮なタマゴを殻付きのままゆでると、中の炭酸ガスが殻の外に出ようとして白身を圧迫します。
炭酸ガスに圧迫された白身は、薄皮とくっついてしまい、ゆであがった時に殻がむけにくくなります。
この炭酸ガスが抜けるのを待ってゆでタマゴを作ると殻はうまくむけます。
待つ日数の目安は、15℃で3日、5℃で9日といわれています。
半熟よりも固ゆでの方がむけやすいそうです。
因みに、ゆでた後に冷水で冷ますことは殻のむけやすさとあまり関係ないようです。
もう一つ、タマゴをゆですぎると黄身のまわりが暗緑色になります。
これは、白身に硫黄を含んだアミノ酸である「シスチン」や「メチオニン」が含まれていて、加熱すると分解され硫黄は硫化水素となります。
この硫化水素が黄身の鉄分と反応して黒色の物質に変わります。
長時間高温でゆでるほど変色しやすく、古いタマゴほど硫化水素が発生しやすくなります。

2018-10-10 13:55:22
自販機大玉復活!!!
こんにちは。
浜松のたまご屋「タカイのタマゴ」です。
長らくお待たせしました。。。
自販機の大玉ですが、徐々にタマゴが出始めましたので復活しました!!
これからも高井養鶏をよろしくお願い申し上げます<(_ _)>

2018-09-05 16:32:41
どうしてタマゴは洗わない方がいいの?
こんにちは。
浜松のたまご屋「タカイのタマゴ」です。
まだまだ暑い日が続いています。
早くに梅雨が明けたので、夏がとってもながーーーーーーーーーいです(-_-;)
前回のブログで「出来ればタマゴは洗わない方がよい。」とお話ししましたが、それはどうしてか今回は長々と説明させていただきたいと思います。
まず、タマゴは産卵した時、殻の表面はクチクラと呼ばれる層で覆われています。
このクチクラ層は分かりやすくいうと「バリア」の役割を果たしています。
タマゴは生きていますので、殻の気孔という小さい穴で呼吸をしているのですが、このクチクラ層に守られているおかげで、気孔から微生物や細菌、ウィルスの侵入を防いでくれています。
しかし、殻の表面には雑菌が付着していますので、売られているタマゴの多くは出荷前に殺菌洗浄されています。
弊社でも、30℃以上のぬるま湯と150ppmの次亜塩素水で洗浄しています。
洗浄すると殻の表面の雑菌はなくなりますが、同時にクチクラも一緒に洗い流されてしまいます。
クチクラがなくなると気孔から細菌が入りやすくなります。
特に、水で洗うと気孔から細菌が侵入しやすくなりますので
「タマゴを水で洗うのはやめた方がいい。」
でしょう。
どうしても殻の表面の汚れが気になる場合は、使う直前に洗うといいでしょう。(できればぬるま湯で)
そして細菌から守るために、買ってきたタマゴは必ず冷蔵庫で保管しましょう。
弊社では、タマゴの配達は冷蔵で行っていますので、納品されたタマゴを常温で保管しているとタマゴの表面が結露して、この水分と共に細菌が入り込みやすくなります。
賞味期限に記載されている保管方法を守って冷蔵庫(10℃以下)で保管するようにしてください。
もう一つ、タマゴは尖った方を下にして保管してください。
これは、卵黄は日が経つにつれて上に上がってきますが、丸い方には気室があるので卵黄が殻に触れずにすみ、外部からの細菌等の影響を受けにくくなります。
また、タマゴは呼吸していますので強い匂いのするもののそばに置かない方がいいでしょう。

このように産まれてから2週間経っても生で食べられるのは「タマゴは生きている。」からなんですね。
逆に温泉タマゴやゆでタマゴは火が通ってしまったため、もうタマゴは生きていません。
火を通したほうが賞味期限は短くなります。
2018-08-22 13:57:21